お二人は現在病棟で指導的立場になられていらっしゃいます。当院ではどういった指導体制を行っているのか教えていただけますか?

N:春江病院ではPNS方式(二人の看護師が共働して、複数の患者を受け持つ看護方式。看護師・患者双方にとって大きな益を生み出す看護方式として、すでに多くの病院が採用・実践している)を採用しています。そこへ新人看護師が入っていき、OJTを行います。その場で見て、その場で教えて、とその場でやるので不安を感じることや、後回しで勉強しなくてはならないことがないです。

T:経験のある二人のナース(なるべくそのうちの一人が新人パートナーになるように考慮しています)に一人の新人ナースを混ぜていく体制なので、とても入りやすい職場環境です。また春江病院では、看護学生の実習受け入れを行っているので、新人教育に興味がある方にもおすすめです。

新卒で入職された方を最初に指導する立場である新人パートナーを育てるための体制はあるのですか?

N:院内ではOJT以外に、特別な新人パートナーになるための研修を行っているわけではないんです。まずは業務を覚えてもらうことを重視しています。

T:ただし、年に一度外部研修(実習指導者研修)があります。私自身も看護学生の実習指導に三年間関わっており、受講してきました。春江病院は看護学生さんを受け入れる実習病院になっています。病棟で次に新人指導を担ってもらいたいなという方に対して研修を勧めています。必ずパートナーになるというわけではありませんが、指導する側になる準備として外部研修を位置付けています。

それでは、春江病院に入職した方のキャリア形成はどのように行われているのでしょうか?

T:ひと通りの業務を覚えた入職後三・四年目くらいから、徐々に新人指導に当たってもらいます。そして五年目を迎えた者の中から新人パートナーを任命するという流れになります。

N:逆に言えば、五年目までには、新人教育ができるまでに育てています。

T:パートナーを終えた後、六年目以降になると病棟などのリーダー業務を務めて頂きます。その後で、それぞれの分野に分かれていきます。その他に委員会の仕事もあります。例えば緩和委員会に入ったことで緩和に興味を持つようになり、緩和の分野に進む。あるいは糖尿病チームに入って糖尿病といったようにそれぞれが専門性を持つようになります。

上手く自分の進みたい道を見つけられる場合はよいのですが、そうでないこともあります。部署の異動や職場ローテーション等はどのようになっているのでしょうか?

N:看護部では、年に一度自分の希望を吸い上げでもらえる仕組みがあります。看護部長によるアンケート調査です。自分のやりたいことや、異動の希望、自分の進みたい方向について聞いてくれるのです。今の看護部長になってからこのような仕組みが始まりました。アンケートの中にはいろいろな質問事項もあり、面と向かって言いにくいけれど心に思っていること等もこのアンケートで表現できますし、自分自身を見直すきっかけにもなっています。

それは良い仕組みですね。もちろん仕事ですからやりたいことだけやればいい。というわけにはいきませんが、自分の希望が反映される可能性があることは、キャリア形成にとって魅力的だと感じます。そのための改善が行われていることがわかりました。

これからの春江病院を担う人。お二人はどんな人と一緒に働きたいとお考えですか?

N:体力のある人です(笑)3病棟は結構ハードなんですよ。元気な人お待ちしています。

T:患者さんに寄り添える人。患者さんの立場になって考えられる人であって欲しいですね。それから誰とでもざっくばらんに接してくれる人。今いるスタッフは皆、優しくて学生さんでも新しく来た方でも丁寧に声を掛けてくれます。忙しいけれど、誰も放ったらかしにはしないです。面倒見がいいんです。

N:そして春江病院は人間が好きな人が多いですね(笑)。だから人間が好きな人と一緒に働きたいです。うちのスタッフは、ナースになるべくしてなっているような人たちばかりですよ。ただし、ハードなことは覚悟してください。うちは忙しいんです。それは頭に入れておいてくださいね。

二人:そのかわり技術や知識に不安があっても、放ったらかしにはしません絶対に。みんな手厚く教えますから心配しないで下さい!   

最後に、ご自分の今後について目標をお聞かせください。

N:私はちょうど看護師生活二十年を迎えています。ここまで続けることができたのは、上司や先輩のみなさんに可愛がって頂いたからだと思っています。振り返ってみて、春江病院は本当に面倒見がいい病院だと感じています。新しく仲間になる方が、自分と同じように感じてもらえるような部署作りに尽力することです。

T:私は九年目になります。実習指導をさせてもらっているので、学生さんと関わることが多いです。関わっていると本当に素直だなと感じます。また自分にとっての学びもたくさんあります。いい学生さんがたくさん入職してもらえるように関わっていきたいですね。病院も新しくなったし、中身も変わってきたと感じています。みんなが長く勤めてほしいから働きやすい病院にしたいです。そのために楽しく働ける職場にして春江病院を盛り立てていきたいです。

 

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看護補助者-Nさん、Yさん、Oさん

お名前と所属部署、勤務年数を教えてください

Nです。4階東病棟所属で、入職34年目です。

Y、3階病棟所属です。私は入職3年目です。

Oです。4階西病棟所属です。私も入職3年目です。

 

さっそくですが、Nさんのこれまでのキャリアを教えてください

ここ春江病院で看護補助者として仕事をし、24年です。
はじめの8年間はパートとして放射線課で受付業務や事務業務をしていました。

 

Yさんはいかがですか?

以前は、縫製工場で10年ほど勤めていました。その頃から福祉に興味があったので、工場に勤めながら学校に通い、ホームヘルパーの資格を取得しました。その後、小規模多機能、特養、デイケア、サ高住の施設を転々としました。

介護施設では夜勤をしても看護師がいないため、オンコール対応の時に非常に不安でした。病院は看護師と夜勤をするので、とても心強く安心感があります。

 

Oさんはいかがでしょう。病院での勤務経験はありますか?

ないです。以前は共生型福祉施設でデイサービスと、保育園と障害を持った子ども向けの放課後等デイサービスが3つ揃った施設で勤務していました。病院は全く初めてでしたし、流れも全然違っていました。

 

Oさん、今病棟でしている看護補助者の仕事内容を教えてください。

看護師の指導の下、食事・排泄・清潔・入浴・清拭・移動・搬送の介助をしています。また環境整備、ベッドメイキング、掃除消毒、物品などの補充や整理整頓、書類作成やナースコール対応、部屋や荷物の移動など、幅広く対応しています。看護師でないといけない業務は看護師に依頼し、それ以外の業務については全般的に関わっています。

 

Nさんはいかがでしょうか?

 

私たちの病棟では、患者さんの認知力低下の予防や生活の質を保持するため、患者さんの抑制を行わない転倒防止を目指しています。そのためナースコールなどのセンサー対応がとても多くなりますが、看護師の負担軽減につながるよう積極的に対応しています。

また、昼からは「アクティビティ」という活動に力を入れています。風船を使ったバレーボールや輪投げなどの運動と、かるたやトランプゲームといったゲーム中心のレクレーションです。看護師からやり方を教わり、今では、看護補助者が中心となって行っています。

 

 

Oさん、看護師との連携は取れていますか?

私たち看護助手は患者さんのそばにいることが多いので、例えば、おむつの残りが少ないとか、患者さんの様子がいつもと違うといったことに気づいたら、看護師にすぐに報告しています。

 

業務で分からないことがあったときのサポート体制はいかがでしょうか?

常に先輩助手さんが一緒にいてくれましたし、看護師もやさしく教えてくれたので、スムーズに仕事を覚えていくことができました。正直、どう動いたらよいか全くわからない状態で入職したため、最初は全てが難しく感じました。しかし、実践あるのみ!体で覚えようと思い、おむつ変えとか介助の仕方などを積極的にやらせてもらいました。たくさん関わることで解消していくことが出来たと思います。

 

逆に先輩看護助手のNさんは、新人さんを教える際にどんなことに気を付けていますか?

看護助手としてのスキルを一つ一つ丁寧に伝えることはもちろんですが、せっかく春江病院に来てくれたのだから、一緒に楽しく仕事ができるようにと心がけています。

これまでに10数名の指導をしてきて、その方々が皆、今も辞めずに一緒に働いてくれていることが一番嬉しいですね。

 

Oさん、患者さんとの関わりの中で大切にしていることを教えてください

入院している患者さんは不安でいっぱいだと思います。接するときには笑顔で言葉遣いに気を付けて少しでも不安を解消できるように心がけています。

患者さんによって介助方法がそれぞれ異なりますが、全部介助してしまうと患者さんのためにならないこともあるので、様子を見て声掛けをし、必要なところは見守りながら手を差し伸べるようにしています。

 

Yさんがこの仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

3階病棟は即日入院などがあり慌ただしいので、限られた時間での備品の準備、ベッドメイクや部屋の移動などを行わなくてはいけません。忙しい中でも、看護補助者みんなで声を掛けあってスムーズにできた時や、トラブルもなく無事に介助を終えた時に達成感を感じます。

 

Oさんがいかがでしょうか

患者さんに「ありがとう」とか、笑顔で「退院するよ」と言われた時には、もちろんやりがいを感じますが、やはり一緒に働いているスタッフから仕事を任されて、「ありがとう」と言ってもらった時に、自分はここで働いて良かった!と思い、やりがいを感じます。

 

Nさん、患者さんとのエピソードの中で思い出に残っていることを教えてください

入院してきたとき無表情だった患者さんが、介助浴などで接し続けたところ、「あなたがいてくれてよかった、安心する」と言ってくれたことがありました。やはり患者さんからありがとうなどの感謝の言葉をもらえた時にやりがいを感じますし、何より自信にもなりました。本当にこの仕事をしてよかった!と思いました。私はどんなに忙しくても笑顔でやさしく対応し、患者さん優先で考えるという事を大切にしています。

では最後に皆さんの今後の抱負を教えてください。まずはOさん

看護用語なども十分に分からない中で業務を行っているので、もう少し勉強して理解して患者さんと向き合いたいと思っています。

 

Yさんはいかがですか?

看護師ではないので、患者さんから検査の内容とか聞かれても、答えることはできませんが、私も単語や医療用語など病棟看護補助者としての知識を深めて、業務に繋げていきたいと思っています。

 

最後にはNさん

私自身、もうすぐ還暦を迎えるので、自分の健康にも気を付けて仕事を続けていこうと思っています!

 

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看護部門-Nさん、Mさん、Kさん、Sさん

名前と所属部署を教えてください

Nです。一般病棟に所属しています。入職5年目になります。

 

ここまでのキャリアを教えてください

看護学校を卒業してからは別の病院で勤務していたんです。

その後、当院に転職し、今は一般病棟に勤めています。入社時は脳外科や整形外科など診療科の垣根もなく、幅広い患者さんの看護業務をおこなってきました。

最近では病棟内で、消化器外科とか整形外科など担当するチームが分かれ、私は整形外科を担当するチームで手術後の患者さんの看護や、術前の患者さんのお話を伺ったりしています。

 

転職を決めた理由と入社後の印象を教えてください

以前は、小児専門病院だったので、お子さんのケアだけでは習得できる技術面で制限がありました。別の病院で勤務している友人に話を聞くにつれて、次第に「もう少し広く看護の勉強をしたい」という思いが強くなり、一般病棟での勤務を志しました。

ちょうどその時、当院が移転して新しくなるというタイミングが重なり、きれいな病院で働けるというのも魅力的でした。

入社してからは、やることすべてが前の病院とは異なっていたので、そこに戸惑はありましたが次第に慣れてきました。特に患者さんとの関わり方ですが、以前の病院ではお子さんの親御さんとの関わりが重要でしたが、こちらでは患者さんと直接話す機会もあり、患者さんの思いなどを聞けるのですごく良いと感じています。

 

病棟での教育体制はどうでしたか?

こちらからも事前にお願いしたのですが、プリセプターをつけてもらい1年目の新人の研修も一緒に受けさせてもらいました。中途での入社ではありましたが、十分にサポートしてもらえました。

 

当院でこれからやってみたいことは何ですか?

私は今、「シームレス」というプロジェクトに入っております。シームレスでは何かの疾患で手術を行うことが決まった患者さんに対して、生活習慣などで改善できることに取り組んでもらい、手術を行うまでの期間を少しでも長くすることや、あるいは手術を回避できるように栄養士やリハビリスタッフなど多くの職種が関わって指導しています。

私はシームレスのプロジェクトの中で、パンフレットの作成に携わっています。患者さんへの指導の際に、患者さんとお話しする機会があまり取れず、本当はもっといろんなことを伝えたいと感じることや、患者さんによって伝える内容が変わることが多々あり、うまく伝えられなかったりすることもあります。私たちが作ったパンフレットによって、患者さんにとってよりよい指導を行っていきたいと考えています。

 

どんな看護師になりたいですか?

シームレスプロジェクトで患者さんへの指導に関わっているので、患者さんに「この看護師さんに聞いたらなんでも答えてくれる」と思ってもらえるよう、いろんな知識を提供できる看護師になりたいですね。

 


名前と所属部署を教えてください

Mです。地域包括ケア病棟に所属しています。入職4年目です。

 

今の病棟はどんな病棟か(どんな患者さんがいるのか)教えてください

急性期病棟での治療で、症状が安定された患者さんに対して、在宅復帰ができるよう支援する病棟です。

 

心疾患や肺疾患の増悪患者さんや、変形性膝関節症などで骨切りをする患者さん、その後の抜釘をする患者さんが主に入院されています。

 

患者さんとの関わりの中で大切にしていることは何ですか?

患者さんの辛い思いや、苦しい思いに寄り添った看護ができるように心がけています。

看護業務に追われる中でも、患者さんと接するときには何に不安を感じているのかを考えて、患者さんの言葉をしっかり聴いて受け止められるように努力しています。

 

ご家族との関わり方で、気を付けていることを教えてください

今はコロナの時期で、ご家族の方のお見舞いも制限されている状態ですので、ご家族から電話をもらった時や、荷物を持って来てもらった時などに、患者さんの今の状態を少しでも話すことで、ご家族の不安を和らげるように努力しています。

 

包括病棟に配属になって学んだことは何ですか?

患者さんの退院後の生活を見据えて関わっていかなくてはならないと学びました。退院先はどちらになるか、どんなことに気を付けておくべきなのかなど、ソーシャルワーカーや退院支援の看護師と密にコミュニケーションをとって対応しています。

情報共有していくことが大切だと思っており、患者さんと関わるリハビリのスタッフや、薬剤師、栄養士の方とも積極的に関わって患者さんの把握に努めて、退院支援に結びつけています。

 

これからやってみたいこと、興味があることは何ですか?

緩和ケアに興味があります。看取りの患者さんに接した経験があるのですが、患者さんや支える家族の方に寄り添って、最期の瞬間をその人らしく生きるため、私には何ができるのだろうと考えさせられたことがあり、それ以来、興味を持つようになりました。

 


名前と所属部署を教えてください

Kです。看護部の外来に所属しています。10年目です。

 

外来でどの診療科の担当をしているのですか?

整形外科で外来看護業務を担当しています。

 

整形外科の特色を教えてください

膝の痛みを訴えられる方や、肩を痛めている患者さんが多くいらっしゃいます。嶺南や石川県など、遠方より来られる方も多いです。

 

多くの患者さんに満足いただくために配慮していることは何ですか

整形外科は患者さんも多く、診察室に入ってからも多少待ち時間があるのですが、その際に先生には言いづらいようなことや、症状などをこちらで聞き取って、先生に伝えるようにしています。また、患者さんにはリラックスしてもらえるような雰囲気作りを心がけています。

 

整形外科外来で行っている「連携」を、具体的に教えてください

手術が決まることも多いので、患者さんの入院などの予定を調整することが多いですね。また、手術に向けて患者さんも不安でいっぱいです。患者さんに関する情報を耳にした際には、その情報を無駄にしないように入院支援や病棟のスタッフにも伝わるように努めています。

 

入院後の患者さんに行うフォローはありますか

水がたまったなどの変わった症状が出た場合には、外来で診察を行うようにしているのですが、少しでも待ち時間が少なくなるように、病棟スタッフと相談しながら、外来の予約を取っています。

 

今後やってみたいことは何ですか?

より深く患者さんと関わりたいと思っています。手術後も思い通りに回復していく兆しが見えない方や、目標まで届かない患者さんもいらっしゃるので、その方の話を聞いて、精神的な面でもケアできるようになりたいです。患者さんと先生とのかけはしになりたいですね。

 


名前と所属部署を教えてください

Sです。訪問看護ステーションに所属しています。訪問看護を始めて11年になります。

 

訪問看護師として働くことの醍醐味は何ですか?

初めは一人で訪問することが、すごく重く感じ、続けられるかどうか不安でした。当時、一緒に働いていたスタッフに、1カ月すれば楽しさが分かってくるよと励まされました。利用者に提供できる時間も増えるにつれて、精一杯関わりニーズにあった看護を考えケアできること、また信頼関係が築けることの楽しさを知ることができるようになりました。今では、自分の経験と看護技術が活かせる最高の場所と感じています。

また、在宅で療養生活を送っている患者さんや、ご家族、多くの職種の方との関わりの中で、自分自身の生き方も考えさせられて、人生勉強をさせてもらっていると強く感じています。日々学んでいると感じます。

 

「病院と繋がっている」と感じるときはありますか?

入院中から在宅に向けて医療処置や内服調整など病棟や外来と検討し合います。こうした点で、病院と繋がっていると感じますし、病院に併設された訪問看護ステーションの強みであると思います。

 

これからさらに力を入れていきたいことは何ですか?

訪問看護は、患者さんの普段の生活が見えるので、患者さん個々の在宅生活を守るための個別的な看護ケアができます。よりよい在宅看護が提供できるよう勉強し、他職種との交流・連携を図りながら、今後の業務に当たっていきたいと思っています。

 

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看護部(管理・指導)-Nさん、Tさん

お二人は現在病棟で指導的立場になられていらっしゃいます。当院ではどういった指導体制を行っているのか教えていただけますか?

N:春江病院ではPNS方式(二人の看護師が共働して、複数の患者を受け持つ看護方式。看護師・患者双方にとって大きな益を生み出す看護方式として、すでに多くの病院が採用・実践している)を採用しています。そこへ新人看護師が入っていき、OJTを行います。その場で見て、その場で教えて、とその場でやるので不安を感じることや、後回しで勉強しなくてはならないことがないです。

T:経験のある二人のナース(なるべくそのうちの一人が新人パートナーになるように考慮しています)に一人の新人ナースを混ぜていく体制なので、とても入りやすい職場環境です。また春江病院では、看護学生の実習受け入れを行っているので、新人教育に興味がある方にもおすすめです。

新卒で入職された方を最初に指導する立場である新人パートナーを育てるための体制はあるのですか?

N:院内ではOJT以外に、特別な新人パートナーになるための研修を行っているわけではないんです。まずは業務を覚えてもらうことを重視しています。

T:ただし、年に一度外部研修(実習指導者研修)があります。私自身も看護学生の実習指導に三年間関わっており、受講してきました。春江病院は看護学生さんを受け入れる実習病院になっています。病棟で次に新人指導を担ってもらいたいなという方に対して研修を勧めています。必ずパートナーになるというわけではありませんが、指導する側になる準備として外部研修を位置付けています。

それでは、春江病院に入職した方のキャリア形成はどのように行われているのでしょうか?

T:ひと通りの業務を覚えた入職後三・四年目くらいから、徐々に新人指導に当たってもらいます。そして五年目を迎えた者の中から新人パートナーを任命するという流れになります。

N:逆に言えば、五年目までには、新人教育ができるまでに育てています。

T:パートナーを終えた後、六年目以降になると病棟などのリーダー業務を務めて頂きます。その後で、それぞれの分野に分かれていきます。その他に委員会の仕事もあります。例えば緩和委員会に入ったことで緩和に興味を持つようになり、緩和の分野に進む。あるいは糖尿病チームに入って糖尿病といったようにそれぞれが専門性を持つようになります。

上手く自分の進みたい道を見つけられる場合はよいのですが、そうでないこともあります。部署の異動や職場ローテーション等はどのようになっているのでしょうか?

N:看護部では、年に一度自分の希望を吸い上げでもらえる仕組みがあります。看護部長によるアンケート調査です。自分のやりたいことや、異動の希望、自分の進みたい方向について聞いてくれるのです。今の看護部長になってからこのような仕組みが始まりました。アンケートの中にはいろいろな質問事項もあり、面と向かって言いにくいけれど心に思っていること等もこのアンケートで表現できますし、自分自身を見直すきっかけにもなっています。

それは良い仕組みですね。もちろん仕事ですからやりたいことだけやればいい。というわけにはいきませんが、自分の希望が反映される可能性があることは、キャリア形成にとって魅力的だと感じます。そのための改善が行われていることがわかりました。

これからの春江病院を担う人。お二人はどんな人と一緒に働きたいとお考えですか?

N:体力のある人です(笑)3病棟は結構ハードなんですよ。元気な人お待ちしています。

T:患者さんに寄り添える人。患者さんの立場になって考えられる人であって欲しいですね。それから誰とでもざっくばらんに接してくれる人。今いるスタッフは皆、優しくて学生さんでも新しく来た方でも丁寧に声を掛けてくれます。忙しいけれど、誰も放ったらかしにはしないです。面倒見がいいんです。

N:そして春江病院は人間が好きな人が多いですね(笑)。だから人間が好きな人と一緒に働きたいです。うちのスタッフは、ナースになるべくしてなっているような人たちばかりですよ。ただし、ハードなことは覚悟してください。うちは忙しいんです。それは頭に入れておいてくださいね。

二人:そのかわり技術や知識に不安があっても、放ったらかしにはしません絶対に。みんな手厚く教えますから心配しないで下さい!   

最後に、ご自分の今後について目標をお聞かせください。

N:私はちょうど看護師生活二十年を迎えています。ここまで続けることができたのは、上司や先輩のみなさんに可愛がって頂いたからだと思っています。振り返ってみて、春江病院は本当に面倒見がいい病院だと感じています。新しく仲間になる方が、自分と同じように感じてもらえるような部署作りに尽力することです。

T:私は九年目になります。実習指導をさせてもらっているので、学生さんと関わることが多いです。関わっていると本当に素直だなと感じます。また自分にとっての学びもたくさんあります。いい学生さんがたくさん入職してもらえるように関わっていきたいですね。病院も新しくなったし、中身も変わってきたと感じています。みんなが長く勤めてほしいから働きやすい病院にしたいです。そのために楽しく働ける職場にして春江病院を盛り立てていきたいです。

 

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リハビリテーション課-Kさん、Sさん、Tさん

早速ですが、春江病院だから経験できると思われていることをお聞かせください。

K:病院の手助けで資格を取らせてもらいインソール(足底板)を作っております。痛みのあった人もすぐに良くなっているという実感を得ています。自分の興味のある分野に取り組ませてもらえる環境にとても感謝しています。

T:私は新設された回復期病棟で働いています。回復期病棟では、地域や自宅へ帰る方を中心に見ているため、退院後の生活を見据えたリハビリを経験できるので、非常に勉強になります。地域の皆様とのつながりを感じながら、学校では学べなかったことを学べます。

S:私は言語聴覚士で、口腔ケアラウンドと言って、口腔内の衛生状態が良くない患者さんについて急性期病棟、回復期病棟、地域包括ケア病床の看護師と連携し、口腔内をきれいにしていくという仕事をしています。歯科医師との連携も行い、歯の状態が良くない患者さんへのケアも行っています。診療報酬でも口腔ケアに対する評価が増しており、今後、ますます必要とされる仕事を経験できます。

K:地域の病院として地域の患者さんと接しています。その中で、年齢や健康状態など変化していく患者さんの状態を常に把握できます。春江病院では訪問リハや訪問看護も行っているので、初診時から現在に至るまで一貫して患者さんと関わる事ができるという良さがありますね。「春江病院だから来院する」と仰ってもらえる患者さんもいて、しっかり守って行かなくちゃと感じています。

病院で働く良さについてはどのようにお考えですか?

S:少しでも患者さんの健康状態が良くなって退院してもらえるように、看護師やソーシャルワーカー等、チーム連携できるのが魅力ですね。病院で勤務すると他の職種の方々と連携する機会が多く、自分の知らないことについても話しができるので知識が養えます。

T:連携の話になりますが、トイレ一つを例に上げても各職種がそれぞれやり方で伝えるのではなく、患者さんの立場で考えチームで統一して実施するようにしています。チームで連携して、患者さんの生活がリハビリの一つであると捉えた上で行えるということは、病院ならではだと思います。

セラピスト同士の連携が活発でまとまっているように感じます。その要因を教えていただけますか?

K:例えば“飲み会”など、部署の分け隔てなくスタッフ間でコミュニケーションを取りやすい環境を、上司が作ってくれますね。入職した時から、スタッフ同士話しやすい雰囲気です。とても働きやすい環境です。

研究発表なども活発に行なっていますよね。何が原動力になっているのでしょうか?

K:リハビリという分野自体が常に勉強をしていかなくちゃならない分野なので、他の病院に負けないように研究等も行っていますね。

T:先輩方が、よく発表されているのはすごく刺激になります。またいろんな勉強会に行ってみないかと誘ってもらえることもありがたいですね。違う病院の方々との交流も深めることができるし、自分もどうやるかと考えるキッカケにもなっています。

S:先輩方に、「こういうことをやってみたい」と相談すると、アドバイスを貰えるので楽しく仕事ができますよ。

いろいろ活動的な様子ですが、忙しさについてはどうでしょうか?

K:回復期とか地域包括ケア病床専従の人はある程度予定が組まれていますが、一般病棟や外来を診ている人は急な新患対応がありますね。そういったときは大変だと思います。

春江病院のリハビリ部の一番の売りは何だと思われますか?

K:自分の好きなことをさせてくれることですね。勿論、ダメなことはダメですが、治療の仕方でも「自分のやりたいことはこれです」と言うとしっかりやらせてくれます。自分の専門性を磨かせてもらえます。

T:私は新人なのでいろんな疾患の患者さんを広く診させていただいています。脳外や整形など広く経験できるので、自分が進みたい方向を見出すことができます。

S:なんでも相談しやすい環境がよいですね。助かります。

業務から離れての質問をさせてください。病院として楽しい企画はありますか?

K:親睦会があって、皆さんから会費を頂戴しながらいろんな企画を行っています。親睦会の中のレクレーション部の活動では結構楽しんでもらっていますよ。今年は、「ボーリング大会」「スキージャムでのBBQ」「ドッチビー大会」「エキスポシティツアー」等を開催しました。ただ、病院の研修などもあるので、日程が中々取れないのですけどね…

それでは最後に「こういう人と働きたい」、「こういう人を待っています」というメッセージをお願いいたします。

T:病院自体は新築移転したり、電子カルテの導入があったり変化の大きい1年でした。私はまだ1年めの新人ですが、変化している環境の中で少しでも働きやすい環境になるよう努めています。そういう気持ちで一緒に働きましょう。

S:この病院の傾向として、嚥下障害の患者さんが多くいらっしゃるので、嚥下障害に興味がある人、得意な方を待っています。

K:今、春江病院では、個性の強い面白いキャラクターが揃っています。みんな好奇心旺盛に活動しています。誰かのためにこんなことをしたいとか、相手が喜ぶようなことを考えるのが好きな人に来てもらいたいなと思いますね。

病院の中で、最も活気があると感じる理由が少しわかった気がいたします。好奇心を可能な限り満たすことができる環境で仕事ができるのは素晴らしいことですね。本日はありがとうございました。

 

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薬剤課-Mさん、Tさん

病院で病院薬剤師になろうと考えた理由を教えてください。

T:薬剤師だと病院で働くか、調剤薬局で働くかの2択だと思いますが、私が病院を選んだのは、病院で勤務する方が医師や看護師など他の職種の方と一人の患者さんについて、いろいろと話をして情報共有しながら関わっていけるところが“おもしろい”と思ったからです。

 

実際に医師や看護師など他の職種の方と連携することはありますか?

T:そうですね。病棟へ行くと看護師さんの方から薬について聞かれることも多いです。すごく頼りにしてもらっているという感じがして、とても嬉しいです。

 

医師からはどんなことを学ぶことができますか?

T:医師からは患者さんの症状に合わせ、私の知らない薬の情報を教えてもらえるのでとても勉強になります。

逆に薬剤師として自分の意見を述べることもあり、それに先生方が共感してくれることもあります。医師と共に医療を提供しているという実感があります。

 

患者さんとの関わりの中で特に気を付けていることは何ですか?

T:患者さんによって、薬の知識量は違いますし、服薬する環境も違うので、皆さんに同じ指導をするのではなく、その人に合わせた指導ができるように心がけています。

 

病院薬剤師だからこそ出来ること、病院薬剤業務のおもしろみを教えてください

M:病院薬剤師は医師や看護師、リハビリ、栄養士、ソーシャルワーカーなどたくさんの職種の医療スタッフと話すことができるというのが、薬局薬剤師との大きな違いですね。

それに、外来の患者さんや入院の患者さん、退院後の患者さんや在宅の患者さんとも関わりがあり、全ての患者さんと関わることができるのも魅力だと思います。

 

在宅訪問することもあるのですか?

M:実は20年前には当院でも薬剤師が患者さんのお宅を訪問して服薬指導をしていたことがありました。今は、実際に訪問薬剤指導には行っていないのですが、訪問看護師から在宅での薬剤についてのトラブルなどで相談されることがあり、アドバイスしています。

今後、再び当院でも訪問薬剤指導をやっていきたいと思っています。

 

病院薬剤師を続けてきて良かったと感じることはどんなことですか?

M:薬についての知識がだんだん増えてきているので、様々な医療スタッフと薬について話をすることができます。いろんな話をし、協力し合うことで、仕事に深みが出て、スタッフばかりではなく、患者さんからも感謝されることが多々あり、非常にやりがいを感じますね。

 

薬剤課メンバー構成を教えてください

T:薬剤課は全員で12名います。薬剤師が10名、薬剤助手が2名です。

4月からは2名の薬剤師が入職しました。

 

圧倒的に女性が多い職場で、男性は武曽先生と新人薬剤師の二人だけです。

年齢層はある程度幅広くて、26歳から50歳までの方が在籍しており、

20代の方も3名います。

 

どんな雰囲気の職場ですか?

T:人数が少ないとか、年齢がとても離れているというわけでもないですし、薬のことで相談したい時にすぐ相談できる環境なので、とても優しい雰囲気だと思います。

 

春江病院の薬剤課はどんなことを学べるところでしょうか?

T:薬剤師会主催の勉強会の他、製薬会社が主催する勉強会もあり充実しています。私も積極的に参加しています。

 

女性が多い職場と聞きましたが、産休や育休を取った方もいますか?

M:今までに出産を契機に退職するという人はいません。直近でも出産後に復職されたスタッフが2名いて、時短勤務で勤務しています。

薬剤課の主任も産休、育休を取得し活躍しています。

 

どんな薬剤課を目指していますか?

M:薬剤師個々の力がアップして、個々が一つになり、他部署から薬のことならなんでも答えられる課にしたいと思っています。

 

求職活動中の皆さんに熱いメッセージをどうぞ!

M:春江病院は大規模病院とは違い中規模の病院ですので、在宅も含めてあらゆる場面での活躍の場があります。私たちと一緒に活躍してくれる方をお待ちしています!

 

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子育て両立世代-Nさん、Kさん、Sさん、Yさん

名前と所属部署を教えてください

Nです。地域包括病棟にて勤務しています。

入職12年目です。

 

 

これまでの働き方を教えてください

入職してからずっとフルタイムで働いています。今までに3回産休と育休を取らせてもらって、昨年6月に復帰しました。それからもフルタイムです。

 

フルタイムで働くのは大変だと思いますが、ご家族からはどんなサポートを受けているのですか?

とてもたくさんサポートしてもらっています。主人の両親と同居しており健在なので、子どもを見てくれますし、家事もやってもらっています。おかげで夜勤もできますし、遅番や早番などでも出勤できます。

夜勤については通常は一人当たり、月4回程度あるのですが、子どもが小さいということを配慮してもらって、回数を減らしてもらっています。非常にありがたいです。

万が一、子どもが体調を崩した際は主人や、主人の両親が駆けつけてくれます。応援が難しい時は、私が時間有給を取得して対応します。

 

お子さんはもう大きいのですか?

一番上が今年から小学校に入学しました。送迎などでできるだけ両親の負担を増やしたくないと思っていましたが、快く引き受けてもらえ、私も主人も今までと変わらず定時まで働くことができています。

また、勤務希望を聞いてもらえるので、学校行事もすべて参加できています。幼稚園では役員も務めていますが、その活動もフルで参加できています。

 

フルタイムで働くことへのこだわりは何ですか?

こだわりは特にないのですが(笑)、実家の両親や主人の両親がみんな健在で、サポートもしてもらい、加えて、今の職場環境がとても良いので、現状維持で働くことができているのだと思います。

 

今後のキャリアプランを教えてください

できるなら、フルタイムで継続して働いていきたいです。産休の間に認定の資格も取れましたし、外来での勤務なども経験させてもらっているので、今後もさらに看護師としてのキャリアを積んでいきたいと思っています。

 


名前と所属部署を教えてください

Kです。総合支援室に所属しています。

入職して15年目になります

 

 

これまでの働き方について教えてください

新卒で入社し、ずっとフルタイムで働いてきました。

二人の子どもがいるのですが、育休は2回取りました。二人目を出産した後、ちょうど「時短勤務」という制度ができたので、それを使いましたが、今は思い切ってパートという形で勤務しています。

 

フルタイムからパートへの切り替えを決めた理由は何ですか?

上の子が小学校に入学してからは、ちゃんと勉強を見てあげなくてはと思うようになったのですが、フルタイムではなかなか時間は取れませんでしたし、私の心の余裕もありませんでした。

ですので、思い切ってパートという形に変えました。パートに変えたことで、自分にも余裕ができたし、子どもと関わる時間も結構とれるようになりましたね。

 

子どもさんとの関わる時間中でどんなことを大事にしているのですか?

土日も休みをもらっているので、天気が良ければ公園に出かけるなど、日常の他愛のない生活を大切にしています。娘はもう3年生になるので、一緒に料理もします。今しかできない子どもとの時間を大切にしたいと思っています。

 

コロナ禍、子どもさんが休校の時はどうされていたのですか?

職場と相談して、小学校が休みの約2カ月間は、仕事も休みをいただきました。

下の息子はまだ保育園児ですが、保育園も休ませて、二人一緒に見ていました。職場が非常に協力的で助かりました。退職も考えましたが、上司の「落ち着いたら戻っておいで」という言葉に後押しされました。

 

今後のキャリアプランを教えてください

今はパートで総合支援室で勤務していますが、もともとは病棟にいたので、いずれフルタイムに戻って、病棟で勤務したいなと思っています。

 


名前と所属部署を教えてください

Sです。

訪問看護ステーションでリハビリを担当しています。

 

 

これまでの働き方を教えてください

まずフルタイムで入職しその後出産を経て時短常勤で復帰しました。時短勤務が終わった後の働き方を悩んだのですが、フルタイムで戻ってきました。

 

フルタイムで復帰するのは、大きな決意が必要だったのではないですか?

そうですね。私には小学校1年と未満児の2人の子どもがいます。特に下の子についてはまだまだ手がかかりますし、もうちょっと側にいて見てあげたいなと思っていたので、時短勤務が終わる時にどうしようかと悩みました。

 

上司にどんな相談をしたのですか?

上司にはできるだけ早く帰宅したいという希望を相談しました。その結果、午前中は通所リハビリ、午後からは訪問リハビリという兼務で7時半から16時半という勤務時間を設定してもらいました。

早い時間の出社は問題なかったし、早めに帰宅することで育児との両立が可能になるならばと、上司の配慮もあって今の勤務の形になりました。

 

ご家族からはどんな協力をもらっていますか?

今のところ、両親が近くに住んでいるので協力してもらっています。おかげで何とかフルタイムで両立できています。

 

ご主人も当院職員ですが、男性職員に対する育児の配慮はあると感じますか?

主人も時間内に終わらせて帰るという意識で仕事をしてくれているので、定時退社も多いです。木曜日は半日の勤務なので、保育園のお迎えや、児童クラブへの迎えなど協力をしてくれています。

 

今後のキャリアプランを教えてください

子どもも成長するにつれて、だんだんと私の働き方も変わってくると思います。上司と相談しながら職場も自分も共に負担にならないように工夫して、これからもフルタイムで働ければいいなと思っています。

 


名前と所属部署を教えてください

 

Yです。健診予防医学センターに所属しています。

職種は保健師です。今年で5年目になります。

 

 

これまでの働き方を教えてください

実は私も10年ほど前に正社員としてこちらで働いておりました。1人目を出産した後、育休、その後パートで勤務していました。その後、2人目の妊娠を機に一旦退職しましたが3人目を出産後、こちらの健診予防医学センターの保健師の常勤として、再雇用してもらいました。

 

Yさんにとって、復職して仕事したいという職場だったのですか?

はい。2人目を出産した後に、他の医療機関などでパートとして働いたこともあったのですが、ここで働いている方は皆さん優しいし、他の部署の方も人柄が良い方が多いという印象がずっとあって、戻ってきたいと思っていました。

 

今直面している仕事と家庭の両立への課題は何ですか?

私は子供が3人いるのですが、小学校に上がると手はかからなくなる一方で、学習面などで子どもと関わる時間が増えることを実感しました。さらに子どもが増えるにつれてちゃんと子どものことを見れているのかという悩みも増えました。

また私は主人の両親と同居していて協力ももらっているのですが、協力してくれている母が入院した時は、私はこのまま働いていけるのかなという不安を感じました。今も母の通院は続いているので、なるべく負担をかけないようにと思うのですが…なかなか難しいですよね。

 

そうした課題に対し、職場からはどんな配慮や協力がありましたか?

子どもも児童クラブに行っていないので、下校時間が早いんですね。また、母は手術を2回しましたから負担をかけられないと思い、上司に相談しました。

その結果、しばらくの間は子どもの下校時間には家に居れるよう、時間有給を使って早めに帰宅できるような配慮をいただきました。

 

休みは問題なく取れていますか?

そうですね。職場の皆さんは快く了解してもらっているので、休みも取れていますし、子どもの行事にも、問題なく参加できています。

 

今後のキャリアプランを教えてください

職場の方と家族の協力を得ながら、出来ればこのままフルタイムで働いていきたいと思います。

 

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